illusion - 妄想: 2004年6月アーカイブ

君と見たきれいな夜空、天の川を横切る流れ星。
二人で手をつないで、背筋が震えるほど感動したあの頃。

あれは全部機械とプログラムで作られた、偽物だったのかなあ。

赤い夕焼けを見ると、人の身体に流れる血を透かした光を思い浮かべる。そして本州のほぼ東の外れに住んでいる僕から見ると夕焼けの方角にいるであろう人のことを考えもする。

右耳の後ろから左眼に向かって、細い針金が突き刺さっているらしい。僕の左眼の目頭側の黒目と白目の境目にある突起は、きっとその針金が押し出しているのだ。

この針金を抜いてみたら、むち打ちで引きつったままの身体の調子が良くなったりするのだろうか。それとも脳と硝子体が針金に引き出されて、耳の後ろから垂れ流しの状態になるのだろうか。

子供の頃、カマキリを捕まえて内臓から寄生虫を引き出して遊んでいたように、自分の頭に寄生した悪い思想をそうやって引き出すことが出来たらどれほど楽なのか、と思う。

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