2009年総括

毎年年初に考えたことは概ね実現できていないが今年はどうだったか。

  • 顎関節症を治す
    → 関節は治った。顎変形症の手術準備に入った。
  • 転職して年収を増やす
    → 顎の治療を優先したので中止した。
  • 体重を60kg未満に落とす
    → 3kg増えた。論外。
  • 音楽関係のアウトプットを増やす
    → フランスで曲の利用があって多少なりとも収入があった。機材を大幅に更新して出せる音の質が相当に上がり、幅も広がった。演奏は相変わらず下手なので、せめて練習できる時間を作りたい。

今年は去年にも増して好き勝手にやらせてもらったので妻に感謝すべきだと思っています。両親からは未だに確固たる自分がないとか生活基盤がないとか、人生に対する覚悟が足りないとか言われますが、職場から評価されないあたりからして自分は所詮その程度の人間だと思っているので、世代間格差だということで受け入れてもらう他はないでしょう。

いい加減、何か形にして結果を出さないと単なる無駄な足掻きなわけで、もうそんな時間はあまりないのはわかっています。

そういう意味でも、9年ぶりに参加したアヴァ労セッションは、ここ9年の自分の変化を総括し、わだかまりを耳鳴りに換えて忘れるよい機会でした。

来年からはもう少し取捨選択をきちんとして、優先順位の高いことをやりたい事よりも優先して、例の座右の銘「権利を主張する前に義務を果たせ」を地で行く堅実な生き方を目指そうと思います。

寒い日が続きますが、皆様健康に留意され、よいお年をお迎えください。

2010年吹コン課題曲Vはどんな曲なのか?

吹奏楽連盟会報「すいそうがく」182号、

2010年度吹奏楽コンクール課題曲V 「吹奏楽のためのスケルツォ 第2番《夏》」 作曲者 鹿野草平氏自らの曲紹介から抜粋。


・インスパイヤされた作品について

冒頭から練習番号[9]の1小節前は、近年流行の「電波ソング」と呼ばれるヴォーカル作品、特に2007年の神前暁氏の制作による4人の女声のための作品を、自分の音楽によって翻訳したつもりである。

これは……!

課題曲なのにスネア以外のありとあらゆる打楽器勢揃い+フルのドラムセットという編成も目を引く。暴力的な程の激しい曲想だとも聞く、何かしら凄そうな曲。譜面を見てみたい。


とりあえず、これを機会に神前さんに課題曲の委嘱フラグが立てばよいなと思いました。

ゾロ目 take 3

所帯持ち実質初年度の32歳は、長年使ったものや部屋の什器が次々と壊れたので総入れ替えした一年だった。

それを当て込んで物欲に走りすぎ、買い替えとは言え年間の合計では二十万円を越える額の音楽機材を新調してしまった。

部屋の中で13万円見つかったり、「ひぐらしのなく頃に」フランス語版発売によって久しぶりにロイヤリティが入ったりと収入はあったものの、これだけ揃えて使わないのも愚かしい。

毎年言っている気はするものの、33歳の間にはまともな音源制作とライブをやれるようにします。テケ氏にも声をかけてもらったので今度こそは。

あとは、今週末から始まる歯の矯正がどれだけ費用がかかりどれだけ痛みがあるか。そしていつ顎を一旦切り離す手術になるのか。

相変わらず何があるかわからないので、60kgを目指してダイエットしつつ、無駄遣いはせず日々節制して時間を最大限に有効活用していこうと思います。

ボード製作(5)

先日の 1USD=88JPY の時期に乗じて、かねてから欲しい欲しいと言っていた2つのエフェクターを米国業者から直輸入で購入した。

  • Electro-Harmonix Stereo Memory Man with Hazarai
    多機能デジタルディレイ+30秒ルーパー
  • Blackout Effectors Whetstone Analog Phaser
    変態的な超多機能アナログフェイザー

日本ではそれぞれ税込定価が5万円強+4万円強のところ、ルイジアナから送料込で499.95ドル。あわせて4万5千円程度で、しかも注文して4日目に届いた。

英語でのやり取りと英語の説明書が苦にならなければ日本の変な通販を使うより安心だしで安くつく。

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好みというか性癖というか

自分が女性に求めることというのが非常に限られたシチュエーションで、

  • アホ可愛い子に
  • 理不尽か無意味か、何かやってて恥ずかしいことかをお願いして
  • 呆れたり赤面したりしながら
  • 「しょうがないなあ」とか言ってやってもらえる

というもので、これって結局被承認欲なんだろうなと思った。

「他の人のためには絶対やらないんだけど」とか言ってもらえるとさらに喜ばしい辺りからもそう思う。

他で被承認欲が満たされない人生なので、そこに逃げ込んでいると考えられなくもない。けれど、承認されるかどうかは周りとのゼロサムゲームなので、日本人として表出させることが奥ゆかしいこととはされていない被承認欲を、そこでだけ出しているのかもしれない。

何でもいいけれど、社会の全員が普段の人間関係で、お互いもっとガードを下げて深入りするようになったら、そこらじゅうにコミューンができて深みにはまったりして、みんなもっと熱い人生を送れるのじゃないかと思った。

ボード製作(4)

今月頭から作り始めたボードが完成した。

  1. 右下から入力
  2. 2. FUZZ 2種類を切り替えるA/Bループ経由
  3. 3. 中央のラインセレクタに入る
  4. 4. メインの歪み2種類 (PD-01またはGov’nor)のいずれかを切り替えて使用
  5. 5. TrueBypassではないワウとディストーションのラインをループに入れて使用
  6. 6. モジュレーション系3つをループに入れて使用
  7. 7. 紫のケーブルで空間系のボードへ脱出

頑張ったところ

  • 何とか適当な材料で丈夫なボードができた(材料費数千円)
  • BF-2は自分なりに改造して組み込みうまく動作している
  • ノイズも音痩せも少ない

残念なところ

  • 電源線は全部裏通しにするはずが2箇所だけ表に出た
  • 幾つか2軍送りにしてしまわざるを得なかったので、90×45で作れば良かった

あとは2つ目のボードに空間系をセットする必要がある。

電車で持ち運ぶ方法も検討中。

ボード製作(3)

エフェクターボードを自作しようとして、週1回数時間の作業を始めて早くも1ヶ月。これだけの手間をかけるなら買った方が賢かったような気もする。

今回のボードを組むのに使おうとしているLOOP BOXは

  • A/B LOOP or BYPASS (11cm×5.5cm)
  • A/B LOOP + 2 LOOP (10.5cm×12cm)

の2つで、高機能な分かさ張ってしまい、そのスイッチを中心に据えたセッティングしかできない。

結局メインのボードには歪みとモジュレーション系まで載せて、サブの小さいボードに空間系を置くことにしたので、サブボード用に空間系バイパス用の 1 LOOPのLoop BOXが必要になった。

スペースに全く余裕がなく、既製品では入らないので極小LOOP BOXを自作することにした。

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ボード製作(2)

加工していてわかったが、800×400×9mm のベニヤ板の四方の角にゴム足をつけて中央を浮かせると、ベコベコ凹むほど弱い。最低限15mm厚の板にすべきだった。妙なところでケチってはならない。

補強のために材料を追加せざるを得なくなった。

■追加の材料

  • ゴム足 (11個使用。4個294円×3組)
  • アルミチャンネル (12×12×1000mm×2個。800mm, 200mmに切断して使用)
  • プラスチックスペーサー(8個105円×2組)
  • ステップル(U字釘。80個くらいで210円)

この他、使ってみたら工具が色々と刃が折れていたり、曲がっていたり壊れていたので新調した。

  • 丸やすり (630円)
  • 平やすり (730円)
  • 三ツ目錐 3φ (294円)
  • ネズミ錐 6φ (294円)
  • ボードドリル 8φ (1200円)
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ボード製作(1)

最低限80cm×40cmのボードを組む必要があり、そのサイズの既製品だとCAJの5万円のになってしまうので自作する事にした。

■材料

  • シナベニヤ800×400×9mm (1200円)
  • 家具用取っ手 (336円×2個)
  • 下地用防水壁紙1200×400 (720円)
  • 結束帯(黒) 30cm×30本 (650円)

塗装の関係でマジックテープを貼りたくないエフェクターがあるので、ボードに穴を開けて結束帯で留める。

音声系は表に、電源系は穴を開けてボード裏に回す。裏を通す線が多いのでゴム足を8個つけて浮かせる。

材料を買い、さあ作るかと思ったらキリの先が折れていた。

先の折れたキリを使うと、取っ手取り付け穴を1つ開けるのに10分以上かかる。

作業不能につき取っ手一つだけ付けて日曜終了。

配置予定場所だけ確認してみた。

今日はキリかドリルと5mmフリンジナットを買う。

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TBD使いへの道

7月初めにケビンシールズ御大の演奏映像を見て、Effector 13のTruly Beautiful Disasterを注文してから早くも2ヶ月、どうもTBDは本家DEVI EVERでも現在の製造元のOohLaLaでも廃番になったらしく、最後に数個だけ追加で作ってもらえることになったとのこと。

そんなロットなので「TBDはいつ届くのか?」と問い合わせると「To Be Delivered」とよくわからない返事をされ続ける日々も終わり、よりによって防災記念日に災害ファズが到着した。

7個だけ作られた、今のところ最後のロットの7番目。文字通りOohLaLa製TBDの最後の1台。

ウーララのメーカーサインと、通算シリアルナンバー358がある。

世界で358番目のオーナーというのは、この手のノイズ楽器にしては多いほうかも知れない。

ペダルは水色の、眼がロンパり気味のフェルトの縫いぐるみに入っていた。

出してみたところ。

筐体のペイントデザインは同じだけれど、スイッチやコントロールが従来のOohLaLaのレイアウト

http://www.oohlalamanufacturing.com/tbd.html

とは違い、DEVI EVER時代のレイアウト

http://www.2ndstaff.com/products/effector13/truly-beautiful-disaster.html

と同じに戻っている。

筐体は例によってJason Myroldのペイント。

早速演奏動画を撮って載せようかと思ったけれど、困ったことに1時間やそこらでは全く使いこなせずなかなか音が出ない。「思ったような音が出ない」ではなくて、「発振音しか出ない」か「ブチブチしたクリックノイズしか出ない」というレベルなので、かなり研究が必要そう。

当面は、誰かが弾いているこのデモ動画くらいまで音作りが出来ることを目指そうと思う。先は長そうだ。頭が3回くらい狂わなければ無理かもしれない。