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ユトリロと聞けば、モンマルトルの丘の白い風景を思い浮かべ、高尚な気持ちで心の安定を得る方もあるかも知れない。

僕が思うところでは、まっすぐな道の両側に灰色の同じような高さの古い団地が遠方の消失点に向かって続き、冬の曇り空がそれに蓋をして薄暗く、足元の排水溝には浅い水に溺れ死んだ魚がぷかぷかと浮き、無表情に同じ顔をした奴隷達はそれを気にする事もなく踏み潰して歩く。

なぜそんな風景を想像するのか、理由は知らない。所詮、人の感性はばらばらで、同じ言葉を発しても決してわかりあえることはなく、間違った努力で無理に理解を強制しても、お互い不幸せになるだけだ。

生きている限り後悔や反省を繰り返すようなそういう人間なので、まずは世迷い事は独り言にするとして。白い壁に白い漆喰で模様を描いて、こっそりとその凶々しさに自省しなければならない。

僕の文章や歌の中で登場人物が悩み苦しみ、時には死んでしまうのは致し方なく、別に露悪趣味でやっているわけでもないので、そういうのに興味がある方にだけ届くように表現は注意しようと思う。

それでも、わがままだとは思いますが、年に一度くらいは負のオーラを全力で表に出す日を許してください。申し訳ありません。


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